2017年5月20日土曜日

次回の活動は5月24日(水)の読書会です。

 TOSMOSでは、5月24日(水曜日)に下記のとおり「読書会」をおこないます。

「読書会」では、報告者がテキストについてのレジュメなどを作成して報告をおこない、その後でテキストの内容をめぐってみんなで議論します。

次回のテキストは、オルテガ・イ・ガセット著『大衆の反逆』です。

「読書会」では、テキストを事前に読んできて頂けると、より深い議論ができるので望ましいですが、テキストを読むことができなかった場合でも参加して頂いて大丈夫ですので、お気軽にご参加ください(できればテキストは、書店や図書館などで事前に入手して、ご持参頂けると幸いです)。

 皆さんのお越しをお待ちしております。
 

日時:5月24日(水曜日)19時00分~21時00分頃まで

○会場東京大学駒場キャンパス内のキャンパスプラザB312(B棟3階 部室)
※東京大学駒場キャンパスは京王井の頭線駒場東大前駅下車すぐです。
※なお、部室のあるキャンパスプラザへのアクセスについては、下記のリンク先の地図を参考にしてください。
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_43_j.html
事前の申し込みは必要ありません。直接、会場(部室)までお越しください。

テキスト:オルテガ・イ・ガセット著『大衆の反逆』
テキストは、ちくま学芸文庫版(神吉敬三訳)、中公クラシックス版(寺田和夫訳)などが出版されていますが、各自で用意するテキストは、どのテキストでも構いません。

○5月24日の読書会で扱う範囲:第一部全体(「1 充満の事実」から「13 最大の危険物=国家」まで)
※二回に分けて本テキストを扱います。残りの第二部「世界を支配しているのは誰か」は次々回に扱う予定です。

報告者:TOSMOS会員

○テキストの内容紹介:            
《現代大衆社会を鋭く分析》オルテガはスペインを代表する哲学者。早くから現代が歴史上の一大転換期であることを見抜き、そこに含まれる危機の克服をめざして警鐘を鳴らし続けてきた。本書は彼の代表作。現代の危機的状況を大衆の反逆という現象を通して指摘している。大衆の反逆とは、「大衆が完全に社会的権力の座に上がったこと」であり、現代の特徴は、「凡俗な人間が、自分が凡俗であることを知りながら、敢然と凡俗であることの権利を主張し、それをあらゆる所で押し通そうとするところにあり、その責任は、すぐれた少数者の指導やリーダーシップの欠如にあり、彼らが大衆に生のプログラムを与えなかったことに由来する」と説いている。現代を大衆の時代と断定し、20世紀の本質を衝いた不朽の名著。

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 TOSMOSは、「現代社会リテラシー」を育むことをモットーに活動している、学術文化系サークルです。多くの情報が錯綜する現代社会において、世間に流されず主体的に価値判断するためのリテラシーを育むことを目指しています。そのため、授業やゼミで学ぶ専門的な学問内容の枠に収まらない、幅広い教養を身につける活動をしています。

 研究対象は、国際情勢、国内情勢、政治、経済、科学技術など、様々な分野に及びます。TOSMOSでは、それらの諸問題に関して、文献を読み、調べ、考え、議論します。もし多少でも興味がありましたら、一度わたしたちの活動を見学してみませんか? TOSMOSでは現代社会について一緒に研究する新入会員を募集しています。
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【文責:飯島】