2012年5月17日木曜日

次回の学習会は5月23日水曜日です


東大現代社会研究会(現社研)の皆さん、5月15日の学習会はお疲れ様でした。

テーマは「ロシア情勢を読み解く」でしたが、ソ連崩壊以後のエリツィン・プーチン時代の20年間の政治的な動きを追い、「民主化以後」のロシア連邦議会制度やいわゆる「三権分立」が機能しているかどうかを検討しました。さらに、「スーパー大統領制」と呼ばれるほどの強大な権力を持つ大統領制の功罪や、豊富に保有する石油・天然ガスの価格高騰の恩恵に依存し「オリガルヒ」(新興財閥)が台頭するなどの国内での経済情勢、プーチンのパーソナリティや政治的手腕、そしてCIS(独立国家共同体)などに対する軍事的・政治的介入などなど、多分野にわたり活発な議論をおこなうことができたと思います。1990年代の経済的混乱・危機を乗り越えてBRICsを構成するまでに経済発展を遂げているロシアの経済の下で、健全な市民社会が形成されているのか? 今後もロシア情勢に注視していきたいですね。

さて、5月のお題は「国際関係」ですが、そのお題に沿ったかたちで、次回は「EU(欧州連合)について検討する」として学習会をおこないます。以下が詳細です。学習会では、与えられたテーマ(今回は「EU(欧州連合)について検討する」です)に従って、報告者が様々な文献・資料を調べて、報告する形式をとります。そのため、読書会形式と異なり、参加者はあらかじめ指定された文献を事前に読んでくる必要はありません。なお、当日は報告者を二人立てて、「EUの経済的側面」「EUの政治的側面」についてそれぞれ報告をおこない、その後参加者みんなで議論します。奮っての参加をお願いします。


〇テーマ:「EU(欧州連合)について検討する」
日時:5月23日()18:30〜
場所:キャンパスプラザB312
(現社研の部室 キャンパスプラザB棟3階)

〇参加費:無料


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 4月の新入生歓迎イベントは終了しましたが、引き続き新入会員を募集しております。一年生の方や、初めてこのブログを読んで関心を持った方など、ご自由にご参加ください。当サークルの日頃の活動の雰囲気を知りたいという方の飛び入り参加も大歓迎です。事前の登録等も必要ありません。途中入退出も自由です。お気軽に、部室にお越しください。なお、部室の場所がわからない場合には現社研のホームページ上にある連絡先にメールをしていただきますよう、お願いします。

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【文責:飯島】